みらいクリニックの今井一彰先生がご考案された、. このような症状がございましたら、お気軽に豊中市のしきな鼻クリニック千里へご相談ください。. 今回は 見逃しがちな子どもの後鼻漏について詳しく解説 します。. あいうべ体操でトレーニングしていくと、自然と口が閉じるようになりますが、. また、後鼻漏による刺激が続き咳、粘膜が過敏になり、喘息様の症状をきたしてしまうこともあります。. 治療は、抗菌剤や鼻洗浄、直接上咽頭を消毒するBスポット療法などがあります。.
朝起きた時に、喉がヒリヒリするような感覚があるようなら、. 夜、布団に入って体が温まり、冷たい外気を吸うことにより、後鼻漏が起こることがあります。. ②ムコダイン錠(500mg)3錠、1日3回に分けて. 1%塩化亜鉛溶液を上咽頭に塗布すると、疼痛とともに少し出血する場合もありますが、同時にこれが診断と治療にもなり得ます。1%塩化亜鉛溶液の塗布を定期的に繰り返すことによって上咽頭炎が治まり疼痛もなくなってくる場合もあります。. 一般の耳鼻科医に知られていないことです。. ・アレジオン(1回10~20mg、1日1回).
鼻水は、健康な人でも1日に2~6リットルが作られ、その約3割(0. なかなか根本的な治療はありませんが、生理食塩水で鼻を洗う「鼻うがい」で症状が軽くなる方もいます。. 後鼻漏症候群(副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎):咳嗽は起床時に最も強く、日中は断続的に痰が絡む咳があります。喉の奥を見ると、喉の後壁に粘液の垂れ込みを認める事が多いです。. クローズアップされてきて、最近注目されてきました。. 実はそれは風邪でなく「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」を併発しているおそれもあるのです。ちなみに、副鼻腔炎はよく「蓄膿症」とも言われます。しかしこれは俗称で、正式な病名は副鼻腔炎です。 風邪の主な原因はウイルスですが、咳や発熱といった風邪の症状により体力を奪われると、風邪のウイルスとは別に、細菌による二次感染を起こしてしまうことがあります。この細菌が副鼻腔の中で炎症を起こしたものが、副鼻腔炎なのです。. この場合も、慢性所咽頭炎の治療で咳が改善します。. 鼻づまり 解消 寝るとき 簡単. 風邪をひいたあと、鼻水、鼻づまりがなかなか治らない. 原因となっている疾患を治療することで、この症状を抑えるます。また、下気道への刺激や影響を防ぐための治療も同時に行っていきます。 ネブライザーによる吸入療法が有効となる場合も多くあります。 乾いた空気が粘膜や粘液を乾燥させてしまうため、適度な 湿度を保つこと、マスクをして寝ることなども有効です。こまめに水分をとることも、鼻汁をさらさらにするのに役立ちます。上咽頭に塩化亜鉛を塗布するBスポット療法、漢方薬による治療、鼻うがいなども行われます。根気よく、普段の生活習慣から気 をつけることが重要です。. 最近では子どものアレルギー性鼻炎や花粉症なども増えているため、不安に思ったら一度耳鼻科を受診するとよいでしょう。.
原因によって咳の症状は異なりますが、咳をしたときに以下のような症状がみられる場合には、早めに医療機関を受診することをお勧めします。. ただ、小さなお子さんでは上手く鼻がかめず、鼻の穴も小さく、奥には溜め込むための空洞もあるので、容易に鼻水は出ていきません。前に出るより後ろに溜まりやすく、寝た姿勢では喉の奥に流れ込み、それが痰になってむせ込みます。だから、寝てから咳が増えるのです。こどもは痰を出すのが下手で、胃と食道の弁もゆるいため、むせ込んで吐くことも少なくありません。大人であれば鼻をかみ、痰が溜まれば吐きだせば良いのに、お子さんはそれがうまく出来ないので、症状が強く見えてしまう傾向にあります。喉の奥でゴロゴロした音が聞こえる場合は、まず鼻水が喉に垂れた音と思って良いでしょう。時に喘息様のヒーヒーした音が聞こえることもありますが、鼻を吸うだけできれいに消えてしまうこともあります。免疫が未熟で粘膜の炎症の残りやすいお子さんは鼻症状も長引きやすく、この時期のように複数のウイルスが発生している時期は、症状が消える前に次のウイルスに感染してしまいます。集団生活では風邪ひきの頻度が倍になります。だから長引くのです。. 1) [新釈]養生訓 貝原益軒、蓮村誠(編訳). 貝原益軒は、本草学者でもあり、膨大な知識をまとめて. のどに流れる 張り付く 後鼻漏 直し方. 慢性上咽頭炎を改善させることで、喘息も改善するとも考えられます。. 残念ながら鼻水に有効性の高いお薬はありません。せいぜい去痰薬で鼻水の粘張性を緩くして出しやすくするくらいです。アレルギー性鼻炎に使う抗ヒスタミン薬を、鼻水の分泌を少し減らす効果を期待して処方することもありますが、有効性は乏しく鼻水の粘張性を増やしてしまうこともあります。お薬を漫然と飲み続けることに意味はありません。. 夜になると咳がひどくなりますが、病気が悪化しているのですか?.
副鼻腔炎が悪化すると、ぜんそくも悪化して呼吸困難に陥り、命に関わる危険性があるので、注意が必要です。反対に、ぜんそくが改善すると副鼻腔炎も改善し、副鼻腔炎が改善するとぜんそくも改善することが期待できます。ぜんそくと副鼻腔炎のそれぞれをしっかり治療していくことが大切です。. 吸引機で鼻腔や副鼻腔に溜まった膿をきれいに取り除いた後、ミスト状にした少量のステロイドや抗生剤などを鼻から吸い込む「ネブライザー治療」を行います。. 有効率は約6~7割(1割は症状が無くなり、5割は症状が半分くらいに軽くなり、2割は症状が軽くなり、残り2割は変わらない)。. Combination with treatment. 当院では、後鼻漏については「日常生活に支障がない(本人が気にならない)状態」が続けば「治癒」と考えていますが、発症して間もない後鼻漏は、適切な治療と養生により多くの場合治癒します。慢性的な後鼻漏(とくに発症して1年以上経過)は、他の慢性疾患と同じように「治る場合もあるが、治らない場合もある」のが現状です。. それは夜に口呼吸になっているサインです。. とても興味深いのですが、今回は、咳との関連にしぼってお話したいと思います。. 鼻の中の空洞を鼻腔(びくう)といいますが、ここは呼吸の際の空気の通り道として、重要な役割をしています。それは、吸う息を温めるほか、加湿器のように潤したり、ちりやほこりを除去、細菌をろ過したりしています。そのために鼻腔の中は正常でも、少量の粘液が分泌されて鼻汁となり、湿った状態になっているのです。すなわち、正常でも鼻汁は存在しますが、少量のため自覚することはありません。したがって、はなをかんだりする必要もありません。. まず、上咽頭とは、どこにあるのでしょうか。. 鼻の症状(鼻水、くしゃみ、鼻づまり、鼻水がのどに落ちる、においがしないなど). 副鼻腔気管支症候群の日常生活における注意点. 診察時にのどの奥をみて、後鼻漏かどうかを診断します。. その答えは、鼻で息を吸うよりも、口で息を吸うほうが楽なので、. 鼻腔(びくう)内に腫瘍ができてしまうと、本来なら鼻の外に出るはずの鼻水が喉のほうに流れ落ちるようになる場合があります。腫瘍の場合は、後鼻漏以外にも気になる症状があるはずなので早めに専門医の診察を受けてください。.
風邪は喉の痛み、咳、倦怠感、鼻水などから始まり、最後に残る症状はずばり「咳」です。. 試しに、慢性上咽頭炎の論文を英語で検索しても、. この場合は抗アレルギー剤は無効で、漢方薬や点鼻薬で後鼻漏が治まることが多いです。. 従来、副鼻腔にたまった膿汁が、眠っている間にノドどのほうに降り、気管支に入って気管支炎になると考えられていましたが、最近では、副鼻腔から気管支まで同じ性質をもった粘膜におおわれた気道系全体に、慢性炎症をおこすなんらかの体質的な障害があるのではないかと考えられています。症状は、鼻づまり、鼻汁、後鼻漏、嗅覚障害などの鼻・副鼻腔炎の症状に、咳、痰、息切れなどの気管支炎の症状が加わります。痰は、膿性で多量で、湿性咳嗽が断続的にあることが特徴で鼻症状が先行することが多いようです。喀痰は好中球優位です。. 寝ている時に口テープを貼って、口呼吸にならないようにする。. のどと関係なさそうな場所の症状と関連しています。. そもそも私たちの鼻の奥では、鼻水などの粘液が1日に数リットル作られています。. 副鼻腔炎を防ぐためには? | 病気と医療の知って得する豆知識 | サワイ健康推進課. のどの奥がとてもすーすーとした気持ちのいい感触を味わっています。. 内視鏡などで、どこが原因か調べて、適切な治療を受けることが大切です。.
鼻呼吸なら薬はいらない 今井 一彰 (著). 治療には、ステロイドの内服が効果的ですが、副作用などの問題から長期的な使用は難しく、内服を止めると、風邪などをきっかけに再び症状は悪化します。. 真菌(カビ)が原因で起こる慢性副鼻腔炎で、通常の副鼻腔炎より治りにくい。. 【答え】 後鼻漏 -時間かけ根気よく治療-. 咳は異物を体外に排出するための体の防御反応なので、過剰な咳止め薬の使用は体に悪影響を及ぼします。咳がひどくて眠れない場合などは服用しますが、咳止め薬だけでなく、咳の原因の元をしっかり治療することが大切です。例えば、痰が原因の場合は痰を切って出しやすくする薬を服用したり、気管支喘息やアレルギーや細菌感染などが原因となっている場合、その原因を治すための薬で治療をする必要があります。また、水分をしっかりとって、のどの乾燥を防いだり、体を出来るだけ休めて免疫力を高めたりと、お子さんのケアをしてあげることも早く治すために大事です。. 上あごの奥歯の根本は、上顎洞のすぐ近くにまで達しているため、上の奥歯のむし歯. 具体的には、塩化亜鉛溶液をしみこませた綿棒を使って、. さらに、喘息は自律神経との関係も深いです。. 子どもがかかりやすいのどの病気 | 富山耳鼻咽喉科医院. 先日の爆弾低気圧による強風は凄かったですね。. 長引く咳では喘息や慢性気管支炎によるものがよく知られていますが、もう一つ忘れてはいけない原因があります。. 5)慢性副鼻腔炎の治療中に風邪を引いてしまいました……。. ②副鼻腔炎以外の他の疾患で後鼻漏の症状を感じるようになった. 軽度の後鼻漏や慢性的でない場合にはレントゲンでは判断できず、CTによって初めて診断できる場合もあります。特に当院でも採用している坐位で撮影するコーンビームCTでは微妙な所見にも有効と報告されています。(参考文献2).