鉄塔は鋼管やアングルの鋼材をボルトで固定しながら、大型のクレーンなどで組立てます。山間部でクレーン車を使用できないような場所では、台棒工法で組み立てします。. 移動式クレーンを用いて鉄塔を組み立てる工法です。. 送電線は長い年月の間、雨・風・雪・雷・地震といった自然環境にさらされるため、定期的な点検を実施し、必要がある場合は部材の補修や交換を行います。状況によっては鉄塔の建替えや電線を張替える場合もあります。. 左の写真は最初のロープを延ばしている様子です。. 高層ビル屋上の避雷鉄塔解体:東京都千代田区.
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は実施形態の簡易組立式デリック(以下では単にデリックとも言う)10を鉄塔Tに宙吊りした状態の全体概略正面図であり、図示の例では、鉄塔Tを解体する場合の初期状態を示している。鉄塔Tを解体する手順については後述するが、図1では鉄塔Tの頂部付近に金車(滑車)1、1を取付け、吊上げワイヤ2を地上から持上げて上記金車1、1に掛けた後、吊上げワイヤ2の先端をデリック10の支柱14に連結して全体を中間高さに吊り上げた状態を示している。吊上げワイヤ2は、地上ではウインチ3bのドラムに巻かれ、このウインチ3bによりデリック10を吊り上げる。. 働き甲斐のある会社作りを心掛けています. 2級電気工事施工管理技士の過去問 平成30年度(2018年)前期 3 問36. 送電線がなければ電気は家庭にも工場にも送れません。山奥で、地上数百メートルを越える所で、命掛けの高所作業が展開されていることなどは一部の人にしか知られていません。. 台棒工法は比較的小さな鉄塔に用いられる工法で. 【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13).
建設現場は公道より離れている場合が多く資材や工具を直接現場へ搬入するため運搬用モノレールを設置しています。. さらに、鉄塔を高さ位置H4からH3まで解体するため、高さ位置H6からH4へデリック10全体を降したのと同じ手順でデリック10の全体を、図5Dに示すように、高さ位置H3まで降し、既述の方法でデリック本体Cの固定を行った後、高さ位置H3からH4の鉄塔構造を同様の手順で解体する。高さ位置H3までの解体が終ると、さらにデリック10を降す際に、支柱14の下端が地面に当るため、予め支柱14の下部支柱14c、2つの中間支柱14bを上部支柱14aから分離する。この分離は、荷重ワイヤWHが中間支柱と下部支柱の内部に通されていないので、荷重ワイヤWHをつけ替えずに実施することができる。. サポート材15と水平支線Waによる高さ位置H4でのデリック本体Cの固定が完了したら、図4(a)の金車16hを一旦鉄塔から取外し、この金車を高さ位置H4に対応した位置に移して鉄塔Tに再度取付ける。そして、各せり移動用吊りワイヤWbを緊張する。こうして、デリック10の固定を安定させ、高さ位置H4においてその位置よりも上側の構造要素を解体する。この場合、まず高さ位置H5よりも上側の主柱材TFを、デリック本体Cを人手で旋回させながら各4つの面材ごとに外すことにより、四隅が主柱材TFで囲まれている鉄塔であっても少しずつ解体することができる。高さ位置H5よりも上側の構造要素が解体されたら、次に、高さ位置H4とH5の間の構造要素を同じ手順で解体する。. 写真で分かるとおり、鉄塔までの間に木々があり、この様な障害物を避けて延線するためにも、吊金工法は大事になってきます。. このように、送電線の設備は、様々な工夫が施されています。また施工する場合も、より熟練の知識と経験、 技術を要する仕事であることが分かるでしょう。▲ページの先頭へ. 65)【公開番号】特開2014-98258(P2014-98258A). 鉄塔の上では重たい部材を手で持って組み立てると、非常に時間がかかり、また危険を伴います。. 弊社の主な事業は鉄塔を組立て、鉄塔と鉄塔の間に電線を張り、発電所から需要地へ数万ボルトの電気を流すことができる『電気の道』を造る仕事です。更に、『電気の道』の機能を健全に維持していくための保守工事です。. ・施工管理(安全、品質、工程)、監督業務. 台棒工法 鉄塔. 6Mpa(1㎝2に700㎏の重量を加えるのと同じ)と超高圧です。ホース破損時には、この圧力で作動油が噴出することから非常に危険であり、さらに油飛散は環境汚損などに問題がありました。.
支柱14は、図4(a)では、上部支柱14a、2つの中間支柱14b、14b、下部支柱14cの4つの部分支柱を直線的に連結して形成される。上部支柱14aの上端には、架台13を回転自在に支持するヘッド部材14Sを有し、その直ぐ下方で互に上部支柱14aを挟んで対向する位置に一対の連結板14t、14tが設けられている。. 台棒工法 手順書. なお、上記の説明は、鉄塔の解体作業を例に挙げて行ったが、鉄塔の組立も、解体作業と反対の手順でデリックを操作して作業を行うこができる。又、デリック10は、運搬する際には図2の状態に分解することができ、さらに、ブーム11、支柱14、サポート材15もさらに複数個に分解して搬送することができる。. 送電線は、長い年月の間、雨や風、雪、雷、地震といった自然現象にさらされます。そのため鉄塔、碍子、電線等の点検を行い、送電線の機能を健全に維持していくための工事です。. 架線工事は、鉄塔間に電線を張ることです。まず電線を鉄塔間に引き延ばし(延線工事)、延線した電線を鉄塔に取り付ける緊線工事をします。. 設問の鉄塔組立に用いられる工法としては誤りです。.
当社では、意欲的に技術を磨き、安全最優先の作業で. 山の中の鉄塔組立の場合、クレーン車が使えません。. 延線された電線を規定の張力で碍子連に取付けます。. 大型の移動式クレーン車を用いて鉄塔を組み立てる工法で、作業効率、安全性共に高い工法です。.
以上により鉄塔の大部分が撤去される。従って、この後は、図5Fに示すようにデリック10の解体、撤去を行なう。まずブーム11を水平に倒して解体する{図5F(a)}。次いで、トラスポスト12と架台13を解体する{図5F(b)}。そして最後に、残っている上部支柱14aと倒れ止め用の斜地支線Wcと水平支線Waを撤去する{図5F(c)}。また、高さ位置H1で残る主柱材TF及びその下方に埋め込まれている鉄塔基礎部(図示せず)は他の方法で撤去する。. 前記台棒の基端部の支持箇所より下方の鉄塔箇所に、中間支線支持棒は略水平に固定され、当該中間支線支持棒の両端は前記台棒の略左右側位置の鉄塔外側に突出され、. この発明は、台棒を用いた鉄塔の組立又は解体工法等に関するもので、更に詳しく述べると、鉄塔の中間で台棒の振れ止め用支線を支持する中間支線支持棒を備えた、台棒による組立又は解体工法及びその装置に関するものである。. 基礎の種類は、鉄塔が建設される地域・地形・地質などを考慮して選択されます。比較的支持層は浅く地盤が良好で掘削した底盤に直接設置する直接基礎(逆T字基礎・マット基礎)や支持層が深く軟弱な地盤で荷重をくいにより伝達するくい基礎(鋼管くい基礎・場所打ちコンクリートくい基礎)があります。. 54)【発明の名称】台棒による鉄塔組立・解体工法及び装置. 車両の乗り入れが出来るとき使用します。. 送電線工事 |電気通信インフラ工事業のアビーズ. この場合は、写真の様な台棒と呼ばれる部材を吊るためのアームを準備します。. 発電所で作られた電気を超高圧変電所、一時変電所、配電用変電所までつないでいる鉄塔の基礎工事から組立までを実施しています。電気を送る道筋をつくることで、すべてのライフラインを支えています。. デリックを操作し、搬入出が困難である材料・設備の運搬などを行います。 クレーンの侵入が難しい場所(山間部)などで構造物を作る工法がデリック台棒工法と言い、これらを扱える技術者は少なく熟練の技術が必要となります。. において、前記台棒の基端部の支持箇所より下方の鉄塔箇所に、中間支線支持棒は.
台風被害のクランクアップタワーの解体撤去工事. 岩崎電気株式会社、星和電機株式会社、株式会社風憩セコロ、コイト電工株式会社、住金物産建材株式会社. 実公昭40−000307(JP,Y1). なんだこの写真は?と思われるかもしれませんが、少し説明させてください。.